自分の臭いとの向き合い方
「加齢臭対策の心得」今更ではありますが、今回は当ブログのタイトル通りの記事を書いてみましょう。
どういう事かというと、自分の臭いとの向き合い方や心構えについてのお話です。
加齢臭というのは、その強弱に違いはあれど、年齢を重ねれば誰の体からでも発生する臭いです。
人は齢を重ねるにつれ、視力や聴力が弱くなるなど「加齢現象」が目立つようになりますが、加齢臭もそれと同じです。人は生きている限り加齢を避ける事はできません。ですから、ある程度の年頃となれば加齢臭が発生するのも仕方のないことなのです。
加齢臭は、「あって当たり前の臭い」なのです。
しかし、世の中が豊になったことで、清潔や衛生に関心を持つ人が増え、それに伴い自分や他人の体臭に敏感な人が増えてきました。
「あって当たり前の臭い」である加齢臭にしても、ニオイを発しているだけで「悪い事をしているような…」とか、「周りに迷惑をかけている…」など、なぜか自分が加害者になってしまったような感覚を持ってしまいがちです。
その加害者意識が強くなると、自らの臭いを気に病み、他人と身近に接することに不安を感じるようになったり、周囲に悪く思われたくないという思いから引き籠りがちになる人も少くなくありません。
「加齢臭さえ無ければ…。」
深刻に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
暫く前のことなのですが、加齢臭についてインターネットで調べものをしたいたら興味深いページを見つけました。
どうやらNHKの「視点・論点」という番組についてのページのようです。視点・論点「気になる?加齢臭・体臭」というタイトルで、その回に登場したゲストが、臭いに悩む多くの方達の体臭対策に長年携わってきた医師の五味常明先生。
五味先生曰く、
”臭い対策で大切なのは、ことさら臭いを否定するのでもなく、かとって無頓着になるでもなく、皆がお互い気遣いながらバランスよく体臭対策を心がけること。
体臭対策でもっとも大切なのは、健康的で前向きな生き方。そしてより良い人間関係にあると思う。”
なのだそうです。
読んでいて「なるほどなぁ。」と。
私のように、加齢臭対策に関する情報を扱うブログやサイトを管理していると、どうしても臭い解消の具体的なテクニックにばかり目が行きがちです。
しかし、本当に大切なのは、自分や他人の体臭にもっと大らかになることなのかもしれません。
「加齢臭は年齢を重ねればあって当たり前」
そんな風に自然に思える世の中が来てくれることを願ってやみません。